リースバックのデメリット・注意事項を整理します。
メリットも多いリースバックですが、注意事項やデメリットもあるのがリースバックです。
<リースバックのデメリット・注意事項>
・売却価格はいくらか
リースバックを利用する際に不動産の査定が行われます。その査定は購入するリースバック会社が行います。
リースバックの会社は多くは不動産会社です。不動産会社は不動産のプロであり、売却を検討する方は素人といっていいでしょう。
通常の売却は時価、市場価格になりますが、リースバックの売却価格は相場の7割程度になることが多いでしょう。
ご自分が売れると思っていた値段より安いケースが多くあるの現状です。
・所有者すべての同意が必要(不動産売買契約書)
リースバックは自宅の売却ですから、買主との間で不動産売買契約書を締結します。
土地建物の名義人全員の署名捺印(同意)が必要になります。
共有名義の場合はご家族・関係者の方々で十分納得の上契約する必要があります。
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・毎月の家賃支払いはいくらか(賃貸借契約書)
住宅の売却後、賃貸(リース契約=リースバック)契約をして、そのまま同じ家に住み続けることになります。
つまり家賃が発生します。
家賃は物件の売却金額の10%程度に設定される傾向があるようです。
1800万円で住宅が売却できた場合。毎月の家賃支払いは15万円、年間180万円くらいです。
今支払っている住宅ローンやその他のローンと比べてどうでしょうか。
この賃料が周辺相場よりもかなり高かったり、それまで返済していた住宅ローンの月額より高くなってしまっては解決になりません。
売却代金の余剰金で一時期は楽になっても、月々の支払いで、かえって生活を圧迫するようになってしまっては逆効果になってしまいます。
・安定した収入と資金計画
リースバックは、通常の賃貸住宅と同様、賃貸契約を結び、毎月の家賃を支払います。
家賃の支払いに対して安定した収入はありますか。
数年先から10年程度を見越した資金計画も重要です。
・買戻しは本当に可能か、買戻しができなければ住宅は手放すことになります
住宅の買戻し資金の準備は本当に可能ですか。
再度住宅ローンを組んで買い戻すのか、一括で資金を用意するのか。
買戻しができない場合は家賃を支払い住み続けるか、結局は転居するかになります。
・買戻し金額はいくらか
売却時に提示される買戻し金額は当然売却時の価格よりも高くなります。
リースバック会社は損をしないように買戻し価格を設定しています。
買戻すまで家賃を毎月支払い、何年か後買戻すその価格が本当に妥当なのか。
よく考える必要があります。
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