独立行政法人 住宅金融支援機構が、リバースモーゲージ型住宅ローン(リ・バース60)の利用実績(平成30年度/平成31年3月末)を公開しています。
「リ・バース60 」は、60歳以上に限定したリバースモーゲージ型住宅ローンです。
一般的な住宅ローンと違うのは、毎月の支払いは「利息分のみ」で、元金分は払いません。
元金は、借りた人が亡くなったときに、担保としていた住宅や敷地を売却することで、一括返済します。
生前は利息のみ支払うので、ローンの返済金額が少ないのが特徴です。
平成30年度(2019年3月末)の「付保申請戸数」は、174戸から511戸に増加し対前年度比293.7%、「付保実績戸数」は68戸から294戸で対前年度比432.4%となった。
取扱金融機関数は、38機関から52機関に増加。
平成29年度 | 平成30年度 | 対前年度比 | |
付保申請戸数 | 174戸 | 511戸 | 293.7% |
付保実績戸数 | 68戸 | 294戸 | 432.4% |
付保実績金額 | 8.5億円 | 44.3憶円 | 521.2% |
取扱金融機関数 | 38機関 | 52機関 | 136.8% |
超高齢社会となった日本では、「高齢者の住まいに関するニーズ」が多様化してきています。
○手すりの設置、段差の解消など、住宅をバリアフリー化したい。
○子供が独立し、広い住宅が不要となったので、住宅を減築したい。
○買い物や通院に便利な街中に住み替えたい。
○年金収入のみとなったため、毎月の住宅ローンの支払額を減らしたい。
○将来への備えとして手持資金は多く残した上で、新たな住宅を取得したい。
こうしたニーズを背景に、【リ・バース60】の取扱金融機関数及び利用実績が増加してきています。
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