金融広報中央委員会が毎年実施している「家計の金融行動に関する世論調査（平成29年）」で、老後の生活への心配について、年金に対する考え方、老後のひと月当たり最低生活費・年金支給時に最低準備しておく金融資産残高などについて、アンケートによる全世代（20代〜70歳以上）の平均額の回答が公表されています。
実感がわく人もいればそうでもない人もいるでしょう。
格差が広がっていると感じた人もいるかもしれません。
＊老後の生活への心配
老後の生活について『心配である』（「非常に心配である」と「多少心配である」の合計）と回答した世帯は、81.5％。「それほど心配していない」は17.8％。
『心配である』としている世帯では、その理由について「年金や保険が十分ではないから」が72.7％。また、「十分な金融資産がないから」は69.6％。
＊年金に対する考え方
年金に対する考え方については、「ゆとりはないが、日常生活費程度はまかなえる」が48.9％。他方、「日常生活費程度もまかなうのが難しい」と回答した世帯は45.2％。
老後の生活費の収入源については、「公的年金」が79.5％となり、「就業による収入」は44.7％。「企業年金、個人年金、保険金」は39.0％。
＊老後のひと月当たり最低生活費（世帯主年齢別）
20歳代 26万円 、30歳代 24万円、40歳代 25万円、50歳代29万円、60歳代 28万円、70歳以上 28 万円
＊年金支給時に最低準備しておく金融資産残高（世帯主年齢別）
20歳代2,251万円、30歳代2,131万円、40歳代2,165万円、50歳代2,168万円、60歳代2,012万円、70歳以上1,956万円
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