金融機関のリバースモーゲージローンは長期のローンです。
60歳でリバースモーゲージローンを借り入れて、平均寿命までは20年、30年あります。
その間に何が起こるのか、想像できますか。長生きや長寿化もリスク要因であるのです。
＜生活環境の変化・相続争い＞
リバースモーゲージで悠々自適に老後を暮そうと思ったら夫婦間、親子間、親族同士でもめごとや争い事が起きてしまったなんて、身近によくある話ではないでしょうか。
こんなことになるならリバースモーゲージにしなければよかったなんて。
このようなことが無いように、金融機関では、リバースモーゲージの契約に際し、相続人全員の承諾書を取る場合があります。
リバースモーゲージローン信託や遺言信託を利用したリバースモーゲージローンもあります。
遺言信託、リバースモーゲージ信託などを利用し、申込人が亡くなった後の財産、遺産の扱いを当事者、相続人も交えて信託契約を利用することで、高齢者との取引、相続人の問題のリスクを回避するのです。
金融機関によってこの信託がリバースモーゲージローンの条件になっている場合もあります。
リバースモーゲージは、親族が相続をあてにしていた場合などにトラブルになったりすることもあります。
相続人の了解が得られない場合に融資は受けられない場合もあります。
＜スポンサーリンク＞