<融資後の担保評価額の下落リスク>
新築不動産の住宅ローンは通常元利均等返済で、融資期間中はローン残高は毎月減っていきます。
一方リバースモーゲージは、借主が亡くなった時に担保不動産を売却して返済しますが、それまで借入元金は減りませんし、借入利息の元本組入れ方式(毎月利息の支払いはありません)にすると借入元本は増えていきます。
そのためリバースモーゲージは、不動産の値下がりリスクに特に敏感です。
<毎年の再評価と融資極度額の見直し>
リバースモーゲージローンはほとんどの金融機関が定期的に担保不動産の評価額の再査定(毎年か3年に1回程度)を行います。
見直し後の評価額が前年度の評価額を下回る場合等、融資極度額を評価額の下落にあわせて減額する場合があります。
担保割れが生じてしまうと、契約上不足分を返済するとか、追加の借入が出来なくなるとか、場合によっては全額返済を求められる場合もあります。
不動産の価格の変動なんて借主の責任でも何でもありませんが、長期のリバースモーゲージローンはそれをやらないと10年後20年後のリスクの回避ができないのでしょう。
リバースモーゲージローンは借りる時も、借りている間も、不動産の担保評価額に大きく影響を受けるのです。
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